情報 - 2009年 -
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2009年11月:中国人登山家が新南壁ルートを初登頂しました。
中国人の若い登山家2人(厳冬冬と周鵬)が新しい南壁ルートから主峰6250mに初登頂 しました。強い寒気に覆われた厳しい状況下でのアルパインスタイルによる登頂です。
2009年11月:四姑娘山麓の地震復旧状況
地震で壊れた家の半分は修築工事が完了して住めるようになりましたが、残り半分は 工事が遅れているため今年も一部の村人が小屋掛けして越冬しています。 長坪村の新しい診療所を政府の新しい復興計画に組込んで調整するため建設が来年に 持ち越されました。 日隆−臥龍−成都の不定期便が再開されました。公共バスは丹巴ルートを使っていま す。丹巴ルートは夜間も通れるようになりました。
2009年09月:道路状況。
映秀−臥龍の道路は8月末〜9月初旬に掛けて発生した崖崩れのために閉鎖 されました。 夾金山ルートは、9月から日中だけ通れるようになりました。 丹巴ルートは、大渡河−丹巴の区間が夜間通れなくなりました。
2009年08月:四姑娘山麓の集落の修築工事。
春節明けから本格的に始まった集落の修築工事が進められています。また集落の 西側には山の上等から移住して来た人達が住む団地も建てられつつあります。
2009年07月:映秀−臥龍の道路状況。
映秀−臥龍の道路は昨年5月12日の地震で破壊されましたが 限定的に開通しました。 小型車は通れますが、大型バスは通れません。 崩れた斜面の保護工事が続いていて、雨がたくさん降ると落石や土砂崩れの危険が 有るので注意が必要です。 日隆から巴郎山峠へは自動車で1時間で行けます。 丹巴ルート(12時間)は通れます。 夾金山ルート(10時間)は工事のためたまに閉鎖されます。
2009年06月:日隆−臥龍−成都の不定期便が運行開始。
臥龍の道が改善されたため、小型バンの乗合いタクシーはお客さんが集まった時だけ 運行を始めました。日隆の長坪橋周辺に有る雑貨店や民宿等で切符を買えます。 料金は約150元です。但し雨が降って道路状況が悪くなると運行しません。
2009年01月:四姑娘山麓の地震復旧状況
地震の後、初めて修築された家が出現して皆喜んでいます。この家は2階が崩れまし たが、地震の前から改築する予定で準備していたので速やかに工事できました。 しかし地震で観光客が来なかったので収入が激減してしまい、修築したものの家具類 は古ぼけた昔の物を使っています。 それでもこの家に住める人は良い方で、家が壊れて住めなくなり道路際等の狭い場所 に小屋掛けして越冬している村人が沢山います。政府も色々援助していますが被災者 が多いので一人一人には十分に手が廻りません。 注:政府の援助は個人に現金300元&米15kg/月、衣服、布団等。小屋掛けに一時金   2000元。家の改築に供与約2万元と貸し金2万元。他に道路や水道等の整備にも   援助しています。 多くの村人はこの春節で英気を養ってから家を修築します。今年も忙しく物入りな日 が続くので、村人は早く観光客が戻って来るよう願っています。仕事が増えて収入が 増えるからです。 長坪村に診療所を建てる目処が付きました。建物と医療設備に16万元位掛かりますが 日本のNPO(Earth Works Society)や成都の旅行社が既に7万元を寄付し、アメリカの 基金(Unicorn Foundation)も6.5万元の寄付を決めました。また政府も3万元位を援助 する予定です。 成都から四姑娘山へのルートは未だ丹巴経由がメインです。臥龍−巴郎山ルートを一 部の車両が行き交っていますが、未だ道路状況が悪いため殆どの車両は丹巴と夾金山 のルートを使っています。旅客の安全を重視する公共バスは殆ど丹巴ルートを使って います。
制作:四姑娘山自然保護区管理局 特別顧問 大川健三